社是
私たちは、共に悩み、共に歩む伴走者となり、
中小企業経営者の大きな夢へ向かう
小さなステップを創造し続けます
経営は、一人で背負うものではない。
会社を「祐(ゆう)」と名づけました。たすける、という意味の一文字です。経営は、社長が一人で抱え込むものではない。外からの支えがあってこそ、より長く、より遠くまで続いていく。2024年11月、その一点を信じて、この会社を設立しました。
決算書の奥に、社長の姿がありました。
回り道の多い経歴です。学生のうちにバイオテクノロジー企業の創業に加わり、卒業後は東証一部上場の自動車部品メーカーで研究開発に打ち込みました。その後、広告代理と人材派遣の会社で事業部長として、Webマーケティングやアプリ開発の事業を率いました。つくる側、売る側、人を動かす側。立場を変えるたびに、見える景色が変わりました。
最後にたどり着いたのが、会計事務所で経営支援を担う部門でした。決算書を挟んで社長と向き合う日々。数字の奥にはいつも、ひとりで決断を抱え込む社長の姿がありました。社内では役割が邪魔をする。家族には心配をかけたくない。同業の集まりでは、立場が言葉を選ばせる。会社でいちばん重いものを背負っている人が、いちばん語る場所を持っていない。この矛盾を放っておけず、独立しました。
共悩共歩──歩みの前に、まず悩みがある。
社是の前半に、この四文字を置きました。共に悩み、共に歩む。順番が大切です。答えを先に置かず、社長の言葉が出てくるまで待つ。出てきた言葉を、会社が動くための判断と仕組みに整えていく。
これまで三十社あまりの中小企業に伴走して、確信したことが一つあります。理念だけでは食えず、数字だけでは続かない。片手に理念、片手に数字。両手で挟むから、会社は次の一歩を踏み出せます。そして行き先を最後に決めるのは、いつも社長の覚悟です。
少欲知足──多くを求めず、目の前の一社に尽くす。
社是の後半は、祐自身への戒めです。伴走者が自分の成果を欲しがると、答えを急がせてしまう。自分を大きく見せたくなると、社長の隣ではなく前に出たがる。だから、多くを求めません。目の前の一社に尽くし、それで足りると知る。この構えがあってはじめて、社長の言いよどんだ一言を待てる伴走者でいられます。
大きな夢は、小さなステップでできている。
走るのは、社長です。私はそのすぐ隣を、同じ速度で走ります。息が上がる坂も、見通しの悪い曲がり角も、隣に人がいれば、脚は前に出る。大きな夢に、一足飛びの道はありません。今日の小さなステップが、来期の景色につながっていく。その一段を、社長と共に創り続けます。
株式会社 祐
代表取締役 平井 祐太